今年に入って猛威を振るっている『コロナウイルス(COVID-19)』
健常者を短期間の間に死に追いやる症状と、爆発的な感染力、
驚異的に広まったことにより自粛を余儀なくされ、身体的だけではなく、経済的にもダメージと与え、アジアだけにとどまらず、世界中を震撼させています。
そのコロナウイルス感染予防対策として、政府は「全国民にマスクを一世帯に2枚マスクを配給する」という発表を行いました。
国民は「安倍さんが配給を発表したマスク」を皮肉って『アベノマスク』と呼ぶようになりました!笑
マスクの配布は蔓延しやすい、都心部を中心に5月頃から配布しています。
執筆者は大阪府に在住ですので、早めの5月24日頃マスクが到着しました!
マスクの生産は完了しており、これから未達の地域に続々と到着しますので、
「アベノマスクとはどんなものなのか?」「どのように洗濯すればよいのか?」など、気になる方もおられると思いますので、
そんな方に向けにレビューして行きたいと思います!
アベノマスクってどんなん?
外観
パッケージはこんな感じ
透明のフィルムでおおわれており、マスク2枚と説明書があることがわかります!
中身を確認してみよう!
まずは「説明書」を確認してみます!
説明書には「3密回避とお問い合わせ先」「コロナウイルスの予防法」「マスクの洗い方」「みなさまへのメッセージ」が記載されていました。
洗い方は後程実践します!!
続いて、気になるマスクです!
アベノマスクはこんな感じ!
触ってみた感想としては、ガーゼ繊維のような布でできている感じがします!
子供のころに給食当番時につけていた、四角いマスクをほうふつとさせますね(笑
上から見た断面はこんな感じ
4枚の布を張り合わせて作られており、断面を下から見ても同じような見た目で、空洞は貫通しています。
何回も洗って使えるようにの配慮か、かなり厚手のような感じですね!
☆一般的なマスクとの比較
ドラッグストアでよく売られている一般的なマスクと比較してみました!
縦幅が少し大きく、横幅がコンパクトにできています
一般的なマスクは、縦は伸縮できるので畳まれて短く、横は頬までカバーできるよう長方形型のものが主流みたいですね。
一方アベノマスクは、鼻と口の部分を覆えるように縦に大きく、横は布の節約のためかコンパクトに作られております。
装着してみた!
比較として一般的なマスクとアベノマスクの装着比較してみます!
☑大きさ
☆一般的なマスク
一般的なマスクは縦が伸縮して顎下、横は頬まで、顔の下半分を覆うことができます。
アベノマスクは縦は鼻筋~顎先、横は口幅+3cmと最小限のカバーできるサイズになります。
筆者自身は丸顔なので顎は出ませんでしたが、面長の方は顎まで届かず、唇下までしか覆えない方もいらっしゃると思います。
そういや安倍首相は率先してマスクをつけていらっしゃいますが、顎までは届かず、唇下までしか覆えなかったのはニュース見でみて印象深かったことを覚えています(笑)
☑フィット感
一般的なマスクは、横は大きく、縦は伸縮性があり、鼻の部分に針金があるのでとてもフィット感があります!
アベノマスクは、使い始めのためか布が固く、鼻筋周りと両側面の3辺が少し浮いている感じがします。
固い分生地がしっかりしているので、長持ちしそうではあります!
使い込んでいくと布が柔らかくなってフィット感が増すかもしれませんね
☑肌感
一般的なマスクは繊維が少し粗かったりポリエステル系の繊維などで作られていて、筆者は敏感肌でたまにチクチクしたりかゆくなったりすることがあります。
アベノマスクは、ガーゼのような面繊維で作られているため、肌に優しくとても付け心地がいいです!
☑通気性
一般的なマスクは、薄い生地で作られていたり、呼吸部分はの網目が敢えて粗目に作られていたりと、とても呼吸しやすいように作られているなと感じました!
アベノマスクは、何度も使えるようにガーゼを何枚も重ねて厚く作っているため、ほんの少し呼吸がしづらいように感じます。
☑密閉性
一般的なマスクは、「フィット感」項目でも書いたように、顔全体が覆われる感じなので、とても密閉性があり守られている感じがしました。
アベノマスクは、先程の「フィット感」の項目と同様、固い生地のため「鼻と頬の間」「頬骨と唇横までの間」の部分に空洞ができてしまうため、密閉性はあまり感じられませんでした。
マスクを洗ってみた!
外観のところで「アベノマスクの洗い方」の説明書がありましたので、これに倣ってマスクを洗濯してみます!
⇒洗剤での洗い方
2Lの水に対して、0.7gの洗濯用洗剤を溶かします。
洗剤の中に10分間マスクを浸します。
10分後、マスクを軽く押し洗いします。
※この時にもみ洗いすると繊維を痛めるので、揉み洗いはしないこと!
押し洗い後、水ですすぎます。
すすぎ後、水分を切ります!
※筆者は撮影のため片手しか使えないので、握るように絞っていますが、両手でマスクを挟むように絞る方法が繊維を傷つけず一番いいみたいです。
洗剤の洗い方は以上です!
⇒漂白剤での洗い方
水1Lに対して15mlぐらいの漂白剤を溶かし、
マスクを20分間浸します。
10分後、きれいな水で2回すすぎます!
※塩素系洗剤は、手が荒れやすいので注意!!
(推奨は2回ですが、すすげていないようであれば繰り返し行ってください)
塩素系はしっかりすすぎます
すすいだら、押して水分を切ります!
⇒乾かし方
推奨の乾かし方は、洗濯後押して軽く水を切り、更にタオルなどに挟んで水分を切ります。
洗濯ばさみなどで挟み、日陰で自然乾燥させます。
※縮むので乾燥機は使わないこと!
何度も選択することにより縮んでしまうこともありますが、
品質に影響がないようです。
また、1日1回の洗濯が推奨されていますので、
上記の工程を、使用した日に洗濯するようにしてみてください。
洗い方を動画で見たいという方は、
YouTubeで推奨の洗い方が紹介されていますのでこちらをご参照ください。
3日間使ってみたよ!
1日10時間ぐらいを3日間使ってみたので、アベノマスクのメリット・デメリットをリスト化してみました!
☑メリット
・触り心地がすごくいい!
ガーゼのような繊維でできているため綿生地の服のように肌感がよく、ずっと付けていても痒くなりにくいです!
これは毎日つけるマスクにとっては、かなり大きなメリットだと思われます!
・生地が厚め
生地が厚めに作られているので、長持ちしそうです。
また、くしゃみや咳などをした際、厚手のマスクなので「唾液などが飛散しにくいな」と、とても安心感があります。
・洗えて繰り返し使える
「何度も使えるマスク」を前提で作られているので、頑丈に作られているため洗うことで清潔感を保つことができます。
マスクは衛生的に使うことが必須ですので、洗えるという点ではすごく嬉しいポイントではあります!
☑デメリット
・面積が小さい
アベノマスクは布を節約するためかすごく小さいように感じます。
話すときに口や顎が動きでマスクが上下にずれてしまい、鼻や口が出てしまうことがよくあります。
マスクは唾液や菌が付着してるので、頻繁に触ることはあまりお勧めできることではないですし、鼻と口を覆うためのマスクなのですぐにズレてしまうのは致命的かなと思います。
・隙間が多い
先ほど書いていたようにマスク自体は厚く作られてますが、側面に対してはすごく隙間があり、呼吸した息が横や上から漏れているのがすごくわかります。
そこまで過敏にならなくてもいいかもしれませんが、上下左右から菌が入ってこないのか少し不安になります。
・側面部が丸まる
アベノマスクの構造上、マスクの側面部に掛け紐を通しているため付けていると徐々に側面部がキュッと縮んできます。
ただでさえ縦に短いマスクなのに、側面部が縮んでしまうと「鼻・口がカバーできないので良くないのでは?」
と思ってしまいました。
・運動時は呼吸しづらい
検証としてマスクを着用したまま、お出かけや有酸素運動(自転車)をしてみたところ、
一般的なマスクは少し呼吸しづらい程度でしたが、
アベノマスクは汗をかいて、生地が濡れると「濡れて固く絞ったタオルをかぶされる(少し大げさに表現してますw)」様な感覚で、一般のマスクよりかなり呼吸のしづらさを感じました。
マスク使用時に運動をし、呼吸困難になった事例もありますので、マスク着用時の運動はご注意ください!
まとめ
筆者がつけてみて思ったことは、頑丈で長く使えるマスクではあるものの、アベノマスクのメリットが少なく「使いにくいなー」というのが正直な感想です。
- 「環境にやさしいマスクを使いたい」
- 「長く使えるマスクを使いたい」
- 「肌に優しいマスクを使いたい」
- 「マスクにお金をかけたくない」
という方にはお勧めのマスクかと思います。
私は、断然「一般マスク派」ですが...^^;
せっかく頂いたものですから、アベノマスクを有効に使うのが一番だと思いますが、もし「アベノマスクを使う予定はないかも」とお考えの方は、
マスクをそのまま捨てるより、身近で欲しい人に譲ったり、近所のマスク寄付ボックスなどが設置されていたり、寄付することがお勧めです。
マスクを寄付する際は「未開封」が大前提となりますので、開封しないようにして下さい!
詳しい寄付方法に関しましては別サイトになりますが、寄付先が詳しく紹介されているので是非ご参考にして下さい。
https://note.com/horikoshiai_log/n/n350289c17560
(上記URL「マスク寄付の受付団体を調べてみた」[外部サイト])
以上が、アベノマスクの3日間使用レポートでした!
ご参考になれば幸いです!